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Server-Side Eventsを触ってみた

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はじめに

最近リアルタイム通信を行う事が出来るServer-Side Events (SSE)という技術について触れる事があったので、紹介したいと思います。

Server-Side Events(SSE) とは

サーバーがHTTP接続を通じてクライアントにリアルタイムでイベントデータを送信するための技術です。

主な特徴として以下のようなものがあります

  • サーバーからクライアントへの単方向のみの通信(WebSocketの様な双方向通信ではない)
  • 一度接続が確立されると、接続を閉じるまでクライアントはサーバーからのメッセージを受信し続ける
  • テキストベースデータのみ(バイナリーデータは不可みたいです)
  • 身近な例だとChat GPTのパラパラと表示されるレスポンスにも使用されています

実装してみる

今回はサーバー側にLaravel、フロント側にReactでSSEを使って、1秒毎に現在時刻を取得し続ける実装をしてみたいと思います

こんな感じです

動作の流れ

  • クライアント(React)がサーバー(Laravel)のSSEを行うエンドポイントに接続してSSEコネクションを作る
  • コネクション作成後は、クライアントはサーバーから1秒毎に現在時刻のレスポンスを受信し続ける
  • クライアントは受信した時刻を更新し続ける

Laravel側

  • StreamedResponseを使ってレスポンスを生成します
  • ヘッダーのContent-Typeをtext/event-streamに設定することで、クライアントがSSEイベントを受信出来るようにします
  • while文で1秒毎に現在時刻のデータをJSONデータを送信しています。10秒経過したら止めています

React側

  • Event Sourceを使用して、サーバーからのイベントストリームをリッスン開始します
  • Event SourceはSSE用のインターフェースでSSEの挙動(イベント受取時やエラー発生時)を簡潔に実装する事が出来ます
  • サーバーからデータ受信する度に、onmessageイベントの処理が実行され、画面表示を更新しています
  • エラー時とアンマウント時はSSE接続を閉じています

この時コンソールのネットワークタブを見ると一秒毎にデータを受信していることが確認出来ます。

Chat GPTのレスポンス

ちなみにChat GPTのプロンプトに「Hello」と入力して「Hello! How can I assist you today?」と表示されるまでのログを見ると、SSEでレスポンスを受け取っていて、partsキーに本文が入力されていく事が確認出来ました

さいごに

Server-Side Eventsについて触ってみました。結構使えそうな場面が多そうな気がするので機会があればもう少し深掘りしてみたいなと思います。

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