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iOSで画像の任意の場所をぼかし処理する方法

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はじめに

iOSで写真の任意の場所にぼかし処理をしたいケースがありましたので、
iOSでの画像加工処理を調べて実装してみました。

前提条件

Xcode 9.0
iOS 11 Simulator
Swift 4.0

準備

まず初めにぼかし処理を行う画像とマスク画像を用意します。
上の写真がぼかし処理を行う画像で、下の画像がマスク画像です。
(マスク画像はぼかし処理を行う画像と同じサイズで、ぼかし処理を行う部分を白にそれ以外の部分を黒にします)
元の画像
マスク画像

実装

ぼかし処理はCIFilterクラスを利用して行います。
処理の流れは下記の通りです。

  • 元の画像をぼかした画像を作る
  • ぼかした画像の余白部分をトリミングする
  • 元の画像とぼかした画像を合成する

ぼかし処理のイメージ画像

実際にぼかし処理を行うと下記のような画像になります。
(上が元々の画像、下がぼかし処理後の画像です)
実際の画像

サンプルコード

今回のサンプルコードは下記の通りです。

 
15行目から31行目でぼかし画像を作成しています。
18行目のvalueはぼかしの強さです。値が大きいほどよりぼやけた画像になります。

ぼかし処理をすると余白ができて元々の画像サイズより大きくなってしまうので、23行目から30行目で画像をトリミングしています。

36行目から47行目で元々の画像とぼかし処理後の画像をマスク合成しています。
元々の画像に対してマスク画像の白い部分にぼかし処理後の画像を上書いているイメージです。

さいごに

今回はiOSで画像の特定の部分にぼかし処理をする方法を紹介しました。
CIFilterクラスは様々な加工ができますので、興味がある方は調べてみてはいかがでしょうか。

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