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PHPでGmail APIを利用してメールデータを取得してみる その2

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はじめに

前回は、Gmail APIを利用してメールデータ取得してみました。
今回は、ここから件名と本文を取得してみたいと思います。

メールの内容取得

早速、メールの内容取得してみたいと思います。
使用しているAPIについては公式ドキュメントを参照してみてください。
users_messages->get() で取得します。

取得したレスポンスの中身は、以下の様な構成になっています。
件名や本文は、 payload キーで取得するMessagePartオブジェクトの中に中に入っています。

MessagePartオブジェクト

MessagePartオブジェクトは以下の様に構成されています。

件名

件名は headers キーで取得するHeaderオブジェクトに含まれています。
様々な値がオブジェクト形式で保管されているので、件名のオブジェクト取得してその値(実際の件名)を取得します。

本文

本文は、 body キーで取得する MessagePartBody オブジェクトの中の data プロパティに入っています。

multipartの場合

単純な構成のメールであれば上記の方法で本文取得出来ますが、Content-typeがmultipartになっている場合は取得方法が変わります。
multipartの構成については、こちらの解説が分かりやすかったです。
要はメール構成が複雑になると(画像や絵文字や添付ファイルなど)それぞれのデータ取得までの階層が深くなるようです。
MessagePartBody も同様に、Content-typeがmultipartになっている場合 data は空になっています。
その代わり、 MessagePartparts キーの中に、配列が格納されています。
この配列の中に、更に MessagePart が格納されています。
メール構成によってはこの様に、ひたすら parts キーの中に配列が含まれ階層が深くなる可能性があります。
通常は多くても3~4階層までいけば本文取得は出来ると思います。

本文の取得

階層が深くても本文取得出来るように配列の中の MessagePart のmimeTypeを見て本文取得出来るまで再帰処理を行います。
(他にもっと良い方法あるかもしれません)
これでmultipartメールの本文取得が出来ました。

全文

最後に全文載せておきます。

さいごに

Gmail API を使う機会はあまりないかもしれませんが、自分が実装した時に困った部分なので、だれかの参考になれば。

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