私の中で、昨年のブックオブイヤーは「7つの習慣」でした。
(あの当時で今更感はありましたが。。。)
その「7つの習慣」を組織で実行するテーマの「4つの規律」という本が出たようなので、今回題材にしました。
分かるような分からないような。。。
本に記載されている内容を一部引用しながら、例としてあげると、
遅行指標とは、先行指標を行った上での結果と書かれています。
例えば、車が故障する頻度を下げる、という目標は私たちでは関与できません。ただ、車を整備に出すことは私たちの意思で決めることができます。
本にはいろいろ記載がありましたが、私が考えるに、ボトムアップ型の組織だと思っています。
ある程度目標が明確になれば、主体的に考え、意見なども言うことができるようになるかと思います。
本の中で印象的であったのは、レガッタとラフティングの話です。
高度経済成長期のような変化が(今に比べて)乏しいときは、リーダーに合わせて漕ぐことが重要です。
ただ、現代のような、何が起こるかよく分からないような時代では、リーダーはいるにしろ、個々人で判断する機会が増えます。
組織的な動きは当然として、各々でも考えることができる組織を作りたいのかな、と思っています。
一概に技術屋といっても様々な職種が存在します。
今回は「製品、サービスを完成させ、納品すること」が業務上の目標である場合を想定します。
製品を納品することは、間違いなく売上に貢献できることだと思います。
とはいえ、これは結果なので、コミットできる先行指標が必要です。
これはあくまで私の考えですが、製品の工程を分割して、指標とすれば良いのかな、と思います。
1週間で2つの工程を完了させることを各々のコミットメントとし、スコアボードを作ります。
幸い、そのようなタスク管理系のアプリケーションはたくさんありますし、エクセルで簡単な図を作っても良いかもしれません。
そして、週1回のMTGで進捗報告、および案外手間がかかりそうな工程に関して共有、軌道修正を実施していきます。
あくまで私が考えた一例ですが、漫然といついつまでに完成させる。。。と考えるよりもメリハリがつくのではないかな、と思います。
4つの規律はどちらかというと管理職、マネジメント職の方向けの本という印象です。
組織の中にいかにルールを作るか、という感じですが、個人向けというと7つの習慣の方がしっくりくるかもしれません。
本の中でも、ビジネスパーソンは木である。根っこに人格(7つの習慣)があって、その上に組織の規律(4つの規律)という幹があり、スキルという葉っぱを茂らせているようです。
良い機会なので、7つの習慣も再読し、歯をみがくかのごとく、良い習慣を根付かせていきたいと思います。