BackEnd

WebアプリからLINEのメッセージを送る方法

投稿日:2019年10月15日 更新日:

はじめに

以前、WebアプリケーションにLINEログインを組み込む方法を紹介しました。そこで今回はWebアプリケーションからLINEのメッセージを送る方法を紹介します。

Messaging APIとは

Messaging APIはLINEボットを操作するREST APIです。このAPIでは以下のような機能を提供しています。

  • LINEボットから任意のユーザ、グループ、ルームに対してメッセージを送る
  • ユーザからのメッセージやアクションに応じてメッセージを送る(Webhook)
  • ユーザプロフィールを取得する
  • グループチャットに参加する
  • リッチメニューを使う
  • ビーコンを使う
  • 送信件数を取得する

Messaging APIの仕組み

Messaging APIを使うとボットサーバとLINEプラットフォームとの間でデータを交換する事ができます。リクエストはJSON形式でHTTPSを使って送られます。

処理の一例は以下のとおりです。

  • ユーザは友達登録しているLINE公式アカウントにメッセージを送る
  • LINEプラットフォームからボットサーバのWebhook URLにWebhookイベントが送られる
  • Webhookイベントに応じてボットサーバからユーザにLINEプラットフォームを介してメッセージを送る

Webhookイベント

友達登録やメッセージ送信などのイベントがトリガーされると、Webhook URLにWebhookイベントがHTTPSでPOSTされます。このリクエストにはステータスコード200を返す必要があります。

POSTされるパラメータにはイベントの種類を表す type やイベントの送信元情報を表す source 、イベントごとのパラメータが含まれます。

例えば、ユーザから友達登録された場合は以下のようなパラメータが送られます。

メッセージオブジェクトの種類

メッセージはメッセージオブジェクトとして送ります。メッセージオブジェクトはメッセージの内容を表すJSONオブジェクトです。

メッセージオブジェクトの種類は以下のとおりです。

  • テキストメッセージ
  • 画像メッセージ
  • 音声メッセージ
  • 動画メッセージ
  • 位置情報メッセージ
  • スタンプメッセージ
  • イメージマップメッセージ
  • テンプレートメッセージ
  • Flex Message

料金形態

Messaging APIを使うためにはLINE公式アカウントのいずれかのプランに加入するか、LINE@のMessaging APIのいずれかのプランに加入する必要があります。

LINE@はLINE公式アカウントに統合される予定ですので、LINE公式アカウントのプランについて簡単に説明すると、フリープラン、ライトプラン、スタンダードプランの3種類があります。これらの違いは月額料金、無料メッセージ件数、追加メッセージ件数のみで機能の制限はありません。

無料メッセージ件数を超えてメッセージを送りたい場合は、1通ごとにプランごとに決まった料金が追加でかかります。

LINE Developersの設定

Messaging APIを利用するためにはLINE Developersにログインして、Messaging APIのチャルを作成する必要があります。LINE Developersへのログインはこちらの記事を参考にしてください。

チャンネルを作成する

まずはじめに、プロバイダー画面の新規チャンネル作成からMessaging APIを選択し、必要な項目を入力してチャンネルを作成します。

チャンルを作成したら、Webhook送信を 利用する に変更し、Webhook URLを設定します(LINEログインと組み合わせた場合はWebhookを使用しなくてもメッセージを送れます)

LINEログインとリンクする

メッセージを送るには相手のユーザIDかグループIDかルームIDを知っていなければなりません。これらのIDを取得する方法としては、LINEログインにMessaging APIのボットをリンクするかWebhook URL経由で取得することができます。

LINEログインとリンクするには、LINEログインのチャネルの このチャンネルにリンクされたボット で指定する必要があります。

メッセージを送ってみる

Messaging APIでメッセージを送るには、まずチャネルアクセストークンを取得します。以下のAPIで取得します(LINE Developersでも発行できます)

POST https://api.line.me/v2/oauth/accessToken

リクエストヘッダー

リクエストヘッダー 説明
Content-Type application/x-www-form-urlencoded

リクエストボディ

フィールド タイプ 説明
grant_type String client_credentials
client_id String チャネルID
client_secret String チャネルシークレット

レスポンス

プロパティ タイプ 説明
access_token String 短期のチャネルアクセストークン
expires_in Number 有効期限
token_type String Bearer

プッシュメッセージを送る

LINEログインなどで取得したユーザIDに対してメッセージを送るには以下のAPIにPOSTします。

POST https://api.line.me/v2/bot/message/push

リクエストヘッダー

リクエストヘッダー 説明
Content-Type application/json
Authorization Bearer { channel access token }

リクエストボディ

プロパティ タイプ 必須 説明
to String 必須 送信先のID
messages メッセージオブジェクトの配列 必須 送信するメッセージ
notificationDisabled Boolean 任意 trueの場合通知されない

レスポンス

ステータスコード 200 と空のJSONオブジェクト

さいごに

WebアプリからLINEのメッセージを送る方法を紹介しました。これ以外にも様々なメッセージが送れますので、詳しくは公式のドキュメントをご覧ください。

おすすめ書籍

世界一わかりやすい LINE公式アカウントマスター養成講座 ITの常識が変わる! 成長する企業はなぜSSO(シングルサインオン)を導入するのか

blog-page_footer_336




blog-page_footer_336




-BackEnd

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


関連記事

RSpecの個人的Tips集〜その1〜

1 はじめに2 テストコードの実行をスキップする3 共通のテストコードを用意する4 外部APIの返却値をスタブにする5 さいごに はじめに みなさん、テストコードは書かれているでしょうか? 私も極力書 ...

laravel logo

Laravelでメールを送る

1 はじめに1.1 準備2 実装2.1 Mailableクラスの作成2.2 テンプレートの作成2.3 Mailableクラスの修正2.4 コントローラの作成2.5 コンフィグの修正3 さいごに4 おす ...

GraphQL

いまさら学ぶGraphQL〜概要編〜

1 はじめに2 GraphQLとは?2.1 なぜGraphQLは誕生した?2.1.1 過剰な取得2.1.2 過少な取得2.1.3 エンドポイントの管理3 GraphQLのメリットとデメリット3.1 G ...

rails

関連するモデルのレコードを一緒に作成する方法

1 はじめに1.1 前提条件2 実装2.1 モデルの作成2.2 コントローラの作成2.3 Viewの作成3 さいごに はじめに フォームからレコードを作成する際に、関連するモデルのレコードを一緒に作成 ...

rails

configに追記したのに、rails runnerが起動しない?

1 はじめに1.1 環境2 rails runnerを使用してみる2.1 バッチファイルの作成2.2 configにパスを追記2.3 実行3 ところが…3.1 解決方法4 おまけ(runnerコマンド ...

フォロー

blog-page_side_responsive

2019年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

アプリ情報

私たちは無料アプリもリリースしています、ぜひご覧ください。 下記のアイコンから無料でダウンロードできます。