カテゴリー: iOS

【Swift】Xcode12対応ではまったNavigationControllerの挙動変更

はじめに

こんにちはsuzukiです。皆さんXcode12対応はおすみでしょうか、今回も駆け込みで色々対応しております。その際にはまった内容として、NavigationControllerの問題について、少し掘り下げてみます。
内容がわかれば、納得はいくのですが、気づかず実装しておりかなり焦りました。

・Xcode12.2
・appDelegate

今回のバグ

今回のバグが起きるパターンとしては下記の要素が関係します。
・NavigationControllerのsetViewControllers
・Xcode12.2でビルドしている(もしかしたら他のバージョンでも起きるかも)

バグの発生パターンの絞り込みをするためテストアプリを作成したのですが、いまいち納得行っていません。
NavigationViewControllerのSetViewControllerで遷移した際に、viewControllersに元画面が残っているという事象が起きます。
上記状態で次の画面を表示して、戻ってくるとなくなっているため、安易に解決もできませんでした。

詳細な内容

下記のような遷移をした場合に、Xcode11.3とXcode12.2でNavigationController.viewcontrollersの中身に差が出ます。

①ViewController
↓SetViewControllersで遷移
②NEXTViewController
↓pushで遷移
③ENDViewController
↓NavigationViewControllerの戻るでもどる
④NEXTViewController

NavigationController.viewcontrollersを確認すると

viewDidLoadとviewWillAppear
Xcode11.3でビルド
②[NEXTViewController]
④[NEXTViewController]

Xcode12.2でビルド
②[Viewcontroller,NEXTViewController]
④[NEXTViewController]

viewDidAppear
全部想定どおり
②[NEXTViewController]
④[NEXTViewController]

修正

今回の内容はNavigationControllerのviewControllersを信用しないということで、
UIViewControllerの拡張を行いsetViewControllerのフラグを持たせることにしました。
setViewControllersはコードからしか指定していないので、下記の対応を入れました。

①setViewControllersを検索
 上記のフラグをtrue
②.viewcontrollersを検索
.firstや[0]などの指定があれば
 flagがtrueだったら+1
 viewDidAppearでフラグをおる(戻ってきたときのため)

ぱっと見きちんと動いていそうですが、正直不安です。

さいごに

今回一部の場合しかsetViewControllersで遷移をしていなかったため、事象の検知がかなり遅れました。
HistoryStackをうまく使うという方針で諸々コードの見直しとか必要なのかなと思っております。

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執筆者:
suzuki
タグ: Swift

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