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WordPressとRailsアプリケーションを相乗りさせた時の話

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はじめに

先日、現在開発中のアプリケーションのステージング環境の構築を行ないました。

ステージング環境はこのブログのサーバと相乗りさせています。
今回はその際に行ったNginxの設定とSSL化を中心に紹介します。

デプロイ設定は下記をご確認ください。
https://re-engines.com/2017/07/14/capistrano3/

前提条件

CentOS 7.3
nginx 1.10.2

ruby 2.4.1
rails 5.1.0
unicorn 5.3.0
 

サブドメインを設定する

お名前.comでサブドメインを設定しました。

サブドメインの取得は「DNS関連機能の設定」でドメインを選択後、「DNSレコード設定を利用する」から設定できます。

今回は仮に「my-app.re.enines.com」としておきます。
 

Nginxの設定

ステージング環境用の設定

/etc/nginx に sites_enabled というディレクトリを作成し、そこにステージング環境用のNginxの設定ファイルを作成します。

注意点として、unicornのpidの場所は /tmp 以外のディレクトリにします。
http://blog.tnantoka.com/posts/49/versions/current

ステージング環境の設定を読み込ませる

設定ファイルを作成後、既存のNginxの設定ファイルに作成した設定ファイルを読み込むようにします。

Nginxの再起動

設定後、設定ファイルの確認を行います。

問題がなければNginxを再起動します。

 

SSL化する

ブログサーバはすでにLet’s Encryptでサーバ証明書を取得しています。
ステージング環境用のサーバ証明書を取得することもできますが、今回はブログとステージング環境を一つの証明書でまかないます。

ルーティングの追加

ステージング環境用のNginxの設定ファイルを修正します。
Let’s Encryptは指定されたパスに認証ファイルを作成し、それをLet’s EncryptのサーバからGETリクエストで取得することで認証を行なっていそうなので、
ルートディレクトリの設定を行います。
http://qiita.com/kamemory/items/958fdbc220359c341a23

設定後、Nginxを再起動します。

サーバ証明書の発行

下記のコマンドを実行し、証明書を発行します(事前にLet’s Encryptをインストールしておきます)

ステージング環境をSSL化

ステージング環境用のNginxの設定ファイルを修正します。

修正後、Nginxを再起動します。
これでステージング環境にhttpsでアクセスできるようになります。
 

さいごに

WordPressとRailsアプリケーションを相乗りさせ、SSL化しました。

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