はじめに
私達のチームでは以前からタイムカプセル株式会社様と合同で開発合宿を開催させていただいております。
今年はタイムカプセル株式会社様の大崎サロンをお借りして合宿を開催させていただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。
合宿の概要
私はRE:ENGINESが発足する以前からとある方の紹介で合宿に参加せていただいております(年に数回開催することもありますので、今回で5回目の参加です)
以前は横須賀で開催しておりました。
日時・場所
合宿は12月27日朝から28日夜にかけて、タイムカプセル株式会社様の大崎サロンにて開催されました。
参加者
参加者はRE:ENGINESのメンバーおよび関係者、タイムカプセル株式会社様の社員の方の総勢14名です。
合宿の内容
27日は各自自分の作業(発表関連の調査、資料作成、自社の仕事など)を進め、20時から各自が決めたテーマに関して発表を行いました。
28日は27日に引き続き各自自分の作業を進めました。
発表
19時半にサロンで食事を取った後、20時から発表が始まりました。
発表テーマはそれぞれが興味を持っていることや仕事で学んだことなどです。
タイトルが大げさなのはスルーしてください(笑)
プロジェクターが無いため、15インチMacを囲んで行いました。
それでは、発表を振り返ります(発表数が多いため内容のみ簡単に紹介します)
デザイン進化論・WordPressやPhotoshopの学んだこと
「デザインの移り変わり」と「自分が学んだこと・自分の成長」という2つのテーマについての発表です。
「デザインの移り変わり」では3Dボタンからマテリアルデザインまでのトレンドの移り変わりについての発表が、
「自分が学んだこと・自分の成長」では自身が手掛けたバナーやアプリデザインについての紹介と改善していく過程について発表されました。
クリエイター向けフリマアプリで世界を変える
このアプリはクリエイターが直接ファンに商品を販売することを目的としたアプリです。
他のアプリ(メルカリなど)との比較(機能や手数料など)や独自性について発表されました。
このアプリの強みは製作者から直接購入することのでの安心感があること。
独自機能としては情報発信の手段としてSNS連携が上がっていました。
Master of Ruby3.0
Ruby 3.0で取り組む内容の内、「型」と「パフォーマンス」に絞って発表しました。
「型」に関しては動的型付け言語であるRubyに静的型付け言語の良さ(ビルド時の型チェック)を取り入れる手法のアイディアについて。
「パフォーマンス」に関しては主にJITコンパイラの高速化に関して発表しました。
ちなみにこれは私のセッションです。
日報でタイムカプセルを高みに持っていく
タイムカプセル株式会社様の新入社員の方の発表です。
日報のフォーマットをどのように改善したかについて発表されました。
AIとブロックチェーンは国家を代替するか
国家の三権(立法、行政、司法)がこれらのテクノロジーで代替可能か、その場合の課題は何かという内容の発表がありました。
司法はAI(ディープラーニング)で行政はブロックチェーンで代替可能なのではないかと発表されていました。
司法をAIが担う場合、情状酌量などの判断をどう行うかと言う課題があります。
pepperとシンギュラリティ
業務で開発したスマートフォンからpepperを操作するアプリに関する発表です。
pepperにはスマートフォンから直接操作をする手段がありません。
サーバを介してpepperを操作する方法が推奨されていますが、大人の事情でサーバを建てられないためスマートフォンのブラウザにJavaScriptのライブラリを読み込ませて対応したそうです。
ちなみに、シンギュラリティには一切触れらられていません(笑)
PMP(Project Management Professional)を学習して
PMP(Project Management Professional)は米国NPO法人PMIが認定しているPM(プロジェクトマネジメント)能力を認定する資格です。
フェーズごとにPMに求められる業務の説明と自身のPMを振り返っての課題について発表されました。
報連相の重要性と課題
こちらもタイムカプセル株式会社様の新入社員の方の発表です。
入社1年目を振り返っての課題と今後の目標について発表されました。
MaterializeでGoogleを超える
Materialize自体の説明とRailsで利用する際の注意点について発表されました。
以前はjQueryに依存した実装になっていましたが、最新のベータ版ではjQueryを使わなくても使えるようになっています。
ボードゲームと隙間産業
テーブルトークRPGの派生であるPBW(PlayByWeb)に関して自身のサービスを例に発表がありました。
資本主義と価値主義
今、経済のありかたが変わりつつあります。
そこで「お金2.0」を題材に、価値主義とはどのようなものなのか、これから何が重要になっていくのかについて発表されました。
発表者曰く、これから重要になるのは「自分の価値を高めること」と「若さを保つこと」だそうです。
「自分の価値を高めること」は容易に想像できると思います。
「若さを保つこと」とは乱暴に言えば「新しいテクノロジーや文化などに対して否定的にならず柔軟に受け入れること」と解釈しています。
また、既に23時を過ぎていたためかなり疲労が溜まっています(笑)
Charles活用
パケットキャプチャツールである「Charles」の機能および使い方についてデモを交えながら発表されました。
「Charles」はパケットの中身をみるだけでなく、サーバに繋げない状態でもプロキシサーバとしてスタブのように使うこともできます。
仮想通貨とブロックチェーン
仮想通貨サービスに関わっている方による、仮想通貨とブロックチェーンの説明です。
発表自体はかなり噛み砕いた内容になっておりましたが、やはり注目されている技術ということで、突っ込んだ質問などが飛び交っておりました。
技術者としては特にブロックチェーンのような応用が効きそうな技術は教養として覚えておく必要があるな、と改めて感じました。
さいごに
質疑応答を含めて4時間にも及ぶ長丁場だったため大変つかれました(笑)
発表も質疑応答も大変盛り上がり有意義な合宿となりました。
私自身もRuby 3.0について調べるきっかけになり、
また、発表資料の構成やどのように発表したらわかりやすいのかなど、普段とは違う脳を使ったため良い刺激になりました。
合宿を通して人とのつながりの重要さを再認識しました。