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[Android] TextToSpeechをforeground serviceで実行する

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はじめに

こんにちは。
前回の投稿ではTextToSpeechを使い、とりあえず喋らせるところまででした。
今回はTextToSpeechをforeground service化し、バックグラウンドで再生できるようにしてみます。
(レイアウトXMLやTextToSpeechのイベントリスナーは前回と同じ内容のため、省略します)

前回の記事 : [Android] KotlinでTextToSpeech

環境

  • macOS High Sierra 10.13.4
  • Android Studio 3.0.1
  • Nexus6 (Android8.1.0, API27 エミュレータ)

MainActivity.kt

前回はMainActivityの中でTextToSpeechを初期化・実行していましたが、今回はforeground serviceで実行しますので、MainActivityではサービスを開始するだけです。

なお、onClick内でSDKのバージョン判定を行い、OREO以降でのみ動作するコードになっています。
(もちろんNougat以下でもサービス実行できるコードを併記すべきですが、まだよく分かっておらず勉強中です…申し訳ありません)

ForegroundService.kt

サービス生成時に呼ばれる onCreate の中でTextToSpeechを初期化します。
サービス開始時には onStartCommand が呼ばれるので、その中でTextToSpeechを実行します。

Activity側で bindService でサービスを開始した場合には、 onBind が呼ばれます(今回は使用しません)。

また、foreground service実行に必要となるNotificationを作成します。
ここで作成されたNotificationは端末の通知欄に表示されるため、バックグラウンド処理のように実行されつつも、何の処理がじっこうされているのかがユーザーに明示されます。

実行してみる

入力したテキストを10回繰り返し読み上げますので、その最中に端末をスリープ状態にして、再生が途切れなければOKです。
(エミュレータの場合は、macであれば ⌘+P でスリープできます)

さいごに

今回はTextToSpeechをサービスとして実行してみました。
ただ、OREO以上でのみ動作するコードですし、テキスト読み上げ完了のイベントを捕まえてforeground serviceを終了させるなどの処理が必要になると思います。
また、Serviceはテキスト読み上げ以外にも、音楽データの連続再生や、大きいサイズのデータのダウンロードなど、様々なケースで必要になりそうですので、引き続き調べていきます。

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