iOS

【Swift】QuickActionで普段と異なる初期画面を表示する。

投稿日:2021年1月18日 更新日:

はじめに

こんにちはsuzukiです。今回はQuickActionを利用した、ユーザーの導線の追加方法についてまとめます。
ユーザーに特定の画面や処理への導線を追加するのに便利だと思いいます。

Quick Actionとは

ホームのアイコンの長押しをすると表示されるショートカット機能です。
ユーザーに特定の画面や処理への導線を作成することができます。例えば、検索画面を表示する際にトップ画面→メニュー画面→検索画面のような画面遷移が必要なアプリも、Quick Actionを利用することで、最初から検索画面を表示することができます。

実装方法

それでは実装方法に触れていこうと思います。
ホームのアイコンの長押しで表示される項目はinfo.plistで追加を行います。

Quick Actionの追加

追加する内容についてですが、下記のようにinfo.plistに追加します。

それぞれの項目について
UIApplicationShortcutItemsの中にQuick Actionの内容を設定できます。
Quick Actionのショートカットを構成する要素に詳細については、公式を参考にしてください。
下記程度を認識できればいいのかなと思います。

  • UIApplicationShortcutItemType:タイプの指定(必須)
  • UIApplicationShortcutItemIconType:ホーム長押しで表示されるアイコンの指定
  • UIApplicationShortcutItemTitle:ホーム長押しで表示されるタイトルの設定(必須)
  • UIApplicationShortcutItemSubtitle:ホーム長押しで表示されるサブタイトルの設定

今回の設定した内容で、下記のスクショのように表示されます。

タップされた際の動作

Quick Actionが選択された際に、アプリが受け取るデリゲートは下記で異なります。
・アプリが起動していない
・アプリが起動している

アプリが起動していない場合

アプリが起動していない場合は、下記のデリゲートでQuick Actionがタップされたかを判断することが可能です。

取得方法はconnectionOptions.shortcutItemにアクセスすることでinfo.plistに設定した情報を取得することができます。
取得した値によって分岐し初期表示を変更しました。typeを保存しておいて画面側で処理を設定する方が汎用性が高いかもしれません。

アプリが起動している場合

アプリが起動している場合は下記のデリゲートが呼ばれます。shortcutItemでアプリが起動していない時同様にinfo.plistに記述した内容が取得可能です。

アプリ起動時のQuick Actionのデバッグ

こちらは公式のサイトに乗っていた、アプリが起動していない場合で書いた分岐を確認するための手順です。
Xcodeでビルド → タスクキル(ここでデバッガの接続が切れる)→ショートカットから起動
となるためログの出力やブレークポイントの確認が難しいです。
アプリの起動時のQuick Actionをデバッグするには、Targetのスキームを変更する必要があります。次の手順でデバッグできます。
1,アプリをビルドして実行し、デバイスにインストールされていることを確認します。
2,アプリを終了します。
3,XcodeでターゲットのSchemeを見つけます:Open Product-> Scheme-> Edit Scheme

4,[Run]の[Ingo]タブを選択し、Launch設定を[Wait for executable to be lunched]を選択します。

7,Xcodeでアプリを再度実行します(Xcodeのデバッガーは待機します)。
8,ホーム画面に移動し、サンプルのアプリアイコンを長押しします。
9,Quick Actionのショートカットを選択します。

さいごに

普段使っていなかったので、Quick Actionについて、あまり意識していませんでした。
他のアプリからURLSchemeで単純な画面呼び出しがあるアプリとかであれば同様の画面をQuick Actionで呼び出せるようにしておいていいかもしれません。iPhoneの機能を使いこなせている人と使いこなせていない人両方がストレスがないアプリを作れればと思います。

おすすめ書籍

[改訂新版]Swift実践入門 ── 直感的な文法と安全性を兼ね備えた言語 WEB+DB PRESS plus 詳解 Swift 第4版 [改訂新版]Swiftポケットリファレンス (POCKET REFERENCE)

blog-page_footer_336




blog-page_footer_336




-iOS
-

執筆者:

免責事項

このブログは、記事上部に記載のある投稿日時点の一般的な情報を提供するものであり、投資等の勧誘・法的・税務上の助言を提供するものではありません。仮想通貨の投資・損益計算は複雑であり、個々の取引状況や法律の変更によって異なる可能性があります。ブログに記載された情報は参考程度のものであり、特定の状況に基づいた行動の決定には専門家の助言を求めることをお勧めします。当ブログの情報に基づいた行動に関連して生じた損失やリスクについて、筆者は責任を負いかねます。最新の法律や税務情報を確認し、必要に応じて専門家に相談することをお勧めします。


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

swift

[Swift]タブの切り替え時にアニメーションが簡単に実装できる「TransitionableTab」

1 はじめに2 準備3 実装4 さいごに はじめに こんにちは、nukkyです。 今回は、UITabBarControllerの切り替え時にアニメーションを実装できるライブラリ「Transitiona ...

swift

Swift3 コードでの画面遷移

1 はじめに1.1 環境2 performSegue2.1 事前準備2.2 遷移先を示すSegueを作成2.3 遷移させるイベントを作成2.4 画面遷移させる3 prepare3.1 事前準備3.2 ...

swift

[Swift3] SwitchとEnumを使ってSectionやCellを指定する

1 はじめに1.1 環境2 Enumの用意3 Tableの用意4 Cellの返却にEnumを使用する5 さいごに はじめに どうも、はじめです。 今回はSectionやCellの指定にSwitchとE ...

[初心者向け]続・Xcodeの使い方(よく使うショートカットキーとエディタ)

1 はじめに1.1 前提条件2 ショートカットキー2.1 定義に移動(Jump to Definition)2.2 Quick Help2.3 Rename2.4 Edit All in Scope2 ...

iOS13ダークモード対応

1 はじめに2 一時しのぎ3 実装3.1 UI Element Colors3.2 Color Set3.3 コードで描きたい3.4 カスタムのカラーを定義する3.5 画像をモードで動的に変更したい4 ...

フォロー

blog-page_side_responsive

2021年1月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

アプリ情報

私たちは無料アプリもリリースしています、ぜひご覧ください。 下記のアイコンから無料でダウンロードできます。