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Go 1.24で追加されたjsonのomitzero

投稿日:2025年2月21日 更新日:

はじめに

2025年2月11日にGoの1.24がリリースされました。

そこで、今回は更新点に軽く触れつつ、新しく追加された encoding/json の omitzero タグについて紹介します。

1.24の更新点

Go 1.24では多くの機能追加や変更点があります。その中で目に止まったものをいくつか列挙します。

  1. go get コマンドに -tool フラグを追加
  2. Runtimeの改善によりCPUのoverheadが平均2〜3%ほど減少した
  3. os.Root 型の追加
  4. 弱い参照を提供する weak パッケージの追加
  5. 暗号化関連の機能強化多数
  6. bytes パッケージと strings パッケージに iterator を扱う関数が追加
  7. encoding/json パッケージに omitzero タグを追加

詳細については、 Release Notes をご覧ください。

jsonのomitzeroタグ

omitzero タグは構造体をMarshalする際にフィールドがゼロ値の場合は省略してくれるオプションです。

似たようなオプションに omitempty タグがありますが、こちらは 0 、 "" 、 nil の場合には省略されます。しかし、構造体の場合は省略されず以下のようになってしまいます。

これが、 omitzero タグを使うことで解決できます。

Go 1.23までの場合

まずは、これまで通り omitempty タグを使った場合を見ていきます。

以下のようになります。

コード

結果

このように time.Time だけは初期値で含まれてしまっています。これを回避するために、あえてポインタ型にする対応が取られることがありました。

コード

結果

Go 1.24での場合

omitempty の代わりに omitzero を使った場合以下のようになります。

コード

結果

このように、ポインタ型にしなくても省略することができました。

要素が空の場合とnilの場合

omitempty の場合、要素が空であっても、 nil でも区別なく省略されてしまいますが、 omitzero の場合、これらは別々のものとして扱われます。

コード

結果

このように、 omitzero の場合、要素が空の場合は省略されません。

omitzeroをコントロールする

omitzero で省略するかどうかは IsZero メソッドで判定されます。そのため、自分で定義した構造体にこのメソッドを定義することで、どのような状態の場合に省略するのかコントロールすることができます。

コード

結果

このように IsZero メソッドの戻り値が true の場合は省略されるようになります。

さいごに

encoding/json に追加された omitzero タグについて紹介しました。

大きな変更点というわけではありませんが、かゆいところに手が届く良い機能だと思います。

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