iOS

[Swift]プロトコルの拡張で既定値を設定する。

投稿日:2018年11月26日 更新日:

はじめに

こんにちはsuzukiです。前回に引き続き今回もSwiftプロトコルについて触れていこうと思います。内容はプロトコルの拡張についてです。それではよろしくお願い致します。

プロトコルの拡張について

プロトコルの拡張機能はSwift2で実装されてます。主な使用パターンはデリゲートで宣言されている変数に既定値の設定です。
例えば配列を管理しているCollectionプロトコルではisEmptyや、first等がプロトコルの拡張と言う形で実装されています。

プロトコルに既定値を設定

プロトコルに既定値を設定する方法の例として簡単にコードを書いてみました。
デリゲートの内容としてはクラス名の文字列の取得と取得したクラス名をprintで呼び出しているだけです。

コメントにも書いてありますが宣言の追加は行えません。もしどうしても新規に宣言を行いたいのであれば、拡張ではなく元のProtocol・継承を使うべきです。

プロトコルを設定したクラスの作成

実際にクラスを作ってみました。
ViewControllerではClassDelegateのためのコードは書いていませんが既定値が実装されているためエラーが出ません。

制約をつけてプロトコルに既定値を設定

前回のプロトコルの説明の際に準拠する対象を意識せず設定できると説明させていただきました。プロトコルの拡張で既定値の設定を行う場合、プロトコルを設定する対象をある程度意識した実装をする必要があります。
その様な場合は拡張を行う際に制約をつける事で異なる既定値を設定することができます。
例えばUIViewControllerクラスから呼ばれる際の既定値を設定する場合

上記の様に記述できます。Whereを利用してSelfがUIViewControllerの場合の際の既定値として設定しています。Selfの箇所は他の条件を設定することも可能です。
Swift4以上ではプロトコル同士をassociatedtypeで指定できる様になっているみたいです(詳しく調べ切れておりません、ごめんなさい)

実際に今回の内容をまとめてコードを記述してみました。

さいごに

最後までお付き合いいただきありがとうございます。
新しいプロジェクトのプロトコルあたりの実装をみるととても難解に見えます。
依存関係をなくすため、クラス間のやり取りが集中するので仕方ないですが、
さらにはプロトコルの継承、プロトコルの拡張、プロトコルを設定されているクラスの継承、、、
色々考慮することが多いのでしっかり設計段階で決めて書類に残して行きたいですね。また次回もよろしくお願い致します。

おすすめ書籍

詳解 Swift 第4版 リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice) よくわかるAuto Layout iOSレスポンシブデザインをマスター

blog-page_footer_336




blog-page_footer_336




-iOS
-

執筆者:

免責事項

このブログは、記事上部に記載のある投稿日時点の一般的な情報を提供するものであり、投資等の勧誘・法的・税務上の助言を提供するものではありません。仮想通貨の投資・損益計算は複雑であり、個々の取引状況や法律の変更によって異なる可能性があります。ブログに記載された情報は参考程度のものであり、特定の状況に基づいた行動の決定には専門家の助言を求めることをお勧めします。当ブログの情報に基づいた行動に関連して生じた損失やリスクについて、筆者は責任を負いかねます。最新の法律や税務情報を確認し、必要に応じて専門家に相談することをお勧めします。


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

Moya vs APIKit

1 はじめに2 MoyaとAPIKitの概要2.1 Githubの比較2.2 機能比較3 実装の比較3.1 リクエスト定義3.2 レスポンスstruct3.3 リクエスト送信3.4 出力結果4 さいご ...

iOS13で申請するために押さえておきたいポイント

1 はじめに2 presentViewController3 DeviceToken4 Launch Storyboard5 Dark Mode6 Sign In with Apple7 さいごに8 ...

[初心者向け]Xcodeの使い方(よく使うショートカットキーとエディタ)

1 はじめに1.1 前提条件2 ショートカットキー2.1 コメントアウト2.2 インデント2.3 ファイル内検索2.4 プロジェクト内検索2.5 クリーン2.6 ビルド2.7 ラン3 エディタ3.1 ...

swift

SwiftでS3への画像アップロード

1 はじめに2 AWS上での事前準備3 CocoaPodsでAWS SDKをインストールをする4 認証の設定をする5 UIImageを保存して、URLを取得する6 S3へアップロードする7 さいごに ...

iOSでFirebase Authenticationを実装してみる その1

1 はじめに2 Firebaseプロジェクトの設定3 新規ユーザー登録4 既存ユーザーのログイン5 匿名ログイン6 エラーメッセージ7 最後に8 おすすめ書籍 はじめに はじめまして、Yossyです。 ...

フォロー

blog-page_side_responsive

2018年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

アプリ情報

私たちは無料アプリもリリースしています、ぜひご覧ください。 下記のアイコンから無料でダウンロードできます。