FrontEnd

ウチのMaterialize事情

投稿日:2017年12月25日 更新日:

はじめに

うちのチームでは現在、CSSフレームワークをBootstrapからMaterializeに移行しております。
Materializeは現在1.0のアルファ版であり、1.0リリースまでもう少しです。
Materialize

今回は使っているうちに気づいたこと、ルールとしてまとめたことを記載したいと思います。
なお、RubyのGemで入れて使用しています。

ボタン

Buttons

ボタンは下記のように、指定しますが色を変えようと思うと少しクラス名が長くなりますね。
Materializeに慣れていないと、クラスをつけるだけで時間がかかりそうです。

そのため、チーム内でボタン名のルールを決め、そちらを使うようにしました。
(例えば、新規作成画面へのボタンであれば、 btn btn-new など。)

そしてCSSの方で extend してボタンを作成します。

こうすれば、あとで新規作成画面へのリンクボタンを変えたい、となっても一括で変えられます。

ただ、ここで問題が発生しました。
extendwaves-effect のようなエフェクト用のクラスまで含めてしまうと、JavaScriptの方でセレクタが見つからない状態になります。

悩んだのですが、ページロード時に、JQueryでクラスを当てるようにしました。

フォーム

Forms

ラベルについて

ドキュメント通りにラベルを置くと、クリック時にラベルが動きます。
この仕様ですが、テキストボックスの値を動的に変えていたりすると、実際の入力値と被ってしまい、非常に動作が不安でした。

ラベルを動かす時には、 active というクラスをつけていることが分かったので、常に active をつけておくようにしました。
こうすることで、動いた後の状態で固定できます。

セレクトボックスについて

セレクトボックスですが、サンプルを見るとカッコ良い感じです。
ただ、なかなかサンプル通りになりませんでした。

どうも挙動を見ていると、 select タグ自体は非表示にし、JSで別のDOMとして表示させているようです。
こちらの調査がなかなか進まなかったため、暫定ですが、Materializeが用意している browser-default というクラスを使用することにしました。
これは従来のセレクトボックスに近い感じのセレクトボックスにしてくれます。

ラジオボタンについて

Radio Buttons

ラジオボタンは、 input タグの idlabel タグの for が一致していなければ動かないようです。
Radio buttons not working…clicking on them does not do anything

特にRailsのヘルパーなんかでラジオボタンを生成する場合、上記2つの値があっているか確認の必要があります。

アラート

Bootstrapにお世話になっていると、アラートが当たり前になります。
(うちのチームもそうです。)
ただ、マテリアルデザインにアラートは存在しません。
トーストがそれにあたるのでしょう。

とはいえ、トーストに合わせてデザインし直すのは時間的に難しかったので、アラートクラスを作成し、Bootstrapと同じように使ってもらうようにしました。

フォント

MaterializeのデフォルトフォントはRobotoというものですが、日本語があまりよくないです。
そのため、Googleが用意しているWebフォントを import しています。
Google が提供する日本語 Web フォント

さいごに

私たちもまだまだ使いこなせているわけではありませんが、現状のルールをまとめてみました。
Bootstrapに比べて、JS(JQuery)に依存する部分が多いところが大変です。
またTurbolinksやAjaxのような非同期処理が絡む場合は注意が必要そうです。

blog-page_footer_336




blog-page_footer_336




-FrontEnd
-

執筆者:

免責事項

このブログは、記事上部に記載のある投稿日時点の一般的な情報を提供するものであり、投資等の勧誘・法的・税務上の助言を提供するものではありません。仮想通貨の投資・損益計算は複雑であり、個々の取引状況や法律の変更によって異なる可能性があります。ブログに記載された情報は参考程度のものであり、特定の状況に基づいた行動の決定には専門家の助言を求めることをお勧めします。当ブログの情報に基づいた行動に関連して生じた損失やリスクについて、筆者は責任を負いかねます。最新の法律や税務情報を確認し、必要に応じて専門家に相談することをお勧めします。


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

Vue CLIでPWAが簡単に実装できる 〜 Service Worker と A2HS 〜

1 はじめに2 環境構築2.1 Vue CLIをインストール2.2 プロジェクトを作成2.3 PWA選択時に追加されるファイル2.4 動作確認時の注意3 Service Worker3.1 Servi ...

icon

TypeScript初心者が押さえておくべき型システム

1 はじめに2 型アノテーション2.1 プリミティブ型2.2 リテラル型2.3 any2.4 nullとundefined2.5 ユニオン型2.6 交差型2.7 タプル型2.8 列挙型2.9 配列2. ...

react-icon

MUI Themeでカラー、シャドウ、フォントなどを設定する

1 はじめに2 Themeとは3 Themeのセットアップ4 Themeの設定方法4.1 Palette4.1.1 colorオブジェクト4.1.2 直接色を指定する4.2 Elevationのシャド ...

laravel logo

Inertia使ってみた②

1 はじめに2 フォームヘルパー2.1 ポイント2.2 他機能3 ローディング表示4 さいごに5 おすすめ書籍 はじめに 前回はInertiaの基本的な内容について書いてみました。今回はもう少し実践的 ...

[React]MUIのコンポーネントを使用したUI作成(Button、Alert編)

1 はじめに2 MUI3 Button3.1 Buttonの実装3.2 Buttonの使い分け3.2.1 不可逆な操作など、より強調したい時の使い方4 Alert4.1 Alertの実装4.2 Ale ...

フォロー

blog-page_side_responsive

2017年12月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

アプリ情報

私たちは無料アプリもリリースしています、ぜひご覧ください。 下記のアイコンから無料でダウンロードできます。