BackEnd

Railsの低レベルキャッシュを使ってみた

投稿日:2017年9月4日 更新日:

はじめに

こんにちは、tonnyです。
先日、APIにて外部からデータを取得する実装をしておりました。
このとき、同じようなデータを毎回毎回取得しに行くのもよくないと思い、簡易的ではありますが、Railsのキャッシュ機能を使用しました。

今回はそちらを備忘録的にまとめたいと思います。

環境

  • Ruby: 2.4.1
  • Ruby on Rails: 5.1.3

ドキュメント

概要については、こちらをご参照ください。
Railsのキャッシュ機能:概要

また、各メソッドについてはこちらを参照させていただきました。
今回はこの中からいくつかご紹介できれば、と思います。
ActiveSupport::Cache::Store < Object

準備

configの確認

今回は rails console にて確認していきます。
ただ、Development環境ではキャッシュ機能がオフになっております。
(正確には、キャッシュを取得しようとすると null が返るようになっています。)
こちらを修正します。

もしくは tmpcaching-dev.txt というファイルを作成すれば機能します。

Production環境はこの設定はありません。

キャッシュストア

デフォルトはメモリキャッシュになります。
(デフォルト値は32MBになります。)
ファイルキャッシュにすることもできるようです。
キャッシュストア

今回はデフォルトのまま進めます。

使ってみる

#read、#write、#delete

対象のキーを読み込み、書き込み、削除を行うメソッドです。
実際に使用した感じを記載します。

こちらは基本となりますが、次の方が使いやすいのではないでしょうか?

#fetch

対象のキーに値がセットされていなければ、値を書き込み、セットされていれば、その値を読み込みます。

オプション

また、オプションもありますが、よく使うものというと expires_in かと思います。
これは期限を設定します。
例えば、1時間を期限としたければ、下記のようになります。

#read_multi、#fetch_multi

multi がつくと、複数のキーを配列で読み込むことができます。
また、もし値がセットされていなければ、 read_multi であればセットされているキーだけ、 fetch_multi であれば値がセットされます。

#exist?

これは予想しやすいと思います。
そのキーが存在するかどうかです。

#clear

キャッシュを全て消すメソッドです。

 

さいごに

簡単ではありますが、まとめてみました。

同じようなデータを取得する、計算する場合などに使用してみてはいかがでしょうか?

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執筆者:


    • 原弘 より:

      ご指摘ありがとうございます。
      ご指摘のとおり、expires_in: が正しいものになります。
      本文も修正させていただきました!

comment

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