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SES会社で働いてみて感じたことを3つ書いてみます

投稿日:2017年10月27日 更新日:

はじめに

私は以前SES会社で働いておりました。
(現在は事業会社にて勤務しております。)
SESに関していくつか記事や意見を拝見し、私も個人的に思っていることを書きたいと思います。
賛否両論あるかと思いますが、お付き合いいただければ、と思います。

様々なプロジェクトに関わることができる

基本的にSESはプロジェクト単位のアサインかと思います。
(期間契約の場合もあるかもしれません。)

プロジェクト、もしくは契約期間が終了した場合は、継続せずに次の案件に移ることができますので、様々なプロジェクトに携わることができます。
(継続しなければならない事情などもあるかと思いますが。。。)

社員だと、プロジェクトの後始末や会社の諸々の雑務をやる必要がありますので、そういった意味では技術を広く多く触れることができるかと思います。
また、様々な人と出会えることも魅力的です。

ただ、あくまでも「外部の人間に頼む」という根底は変わらないので、重要な部分へアクセスできなかったり、単調な作業が多い可能性もあります。

営業が案件を探してくれる

仕事が降ってくるというのは、かなり楽なことだと思います。
(その分営業の方が頑張ってくれているわけですが。。。)

仕事を探す時間を省く分、勉強やプライベートに充てることもできます。
もちろんデメリットもあって、営業手数料が乗ってしまいます。
また、案件がなくて待機になると、給料が少なくなってしまうかもしれません。

複数の仲介業者

よく聞く話だと、実はクライアントとエンジニアの間に数社挟まっていることがあります。
これ、無駄じゃないんですかね?
そもそもその会社は、価値を提供できないのに仕事を受けて別の会社に投げ、その会社も別の会社に投げ。。。
とりあえずマージンだけとっとく、みたいな。
結果、仲介手数料が積み重なって、エンジニア本来の価値より大きくなってしまって、現場とミスマッチが起こりやすいのではないでしょうか?

私は昔、建設業界で勤務していたことがありますが、建設業界も多くの会社から職人さんを雇います。
ただ、安全書類という決まった書類があり、下請けの会社を全て記載する必要があります。
この会社はどれだけ下請けを雇っているのかが見てわかります。
一次下請負業者が作ればOK!すぐわかる「下請負業者編成表」の書き方

まぁ進んで作ろうとは、クライアントでさえも思わないので、法律レベルで規定される必要があるかと思います。

会社への帰属意識が薄くなる

今回はフリーランスではなく、あくまでもSES会社に所属している方として記載しております。
基本的にはクライアントの作業場所に行って作業をし、クライアントの指揮命令系統で勤務します。
会社に帰る機会はほぼ無いです。
(せいぜい勤務表の提出くらいですが、メールで済ませることも可能なので)

このような勤務の場合、自社(SES会社)への帰属意識は低下してしまいます。
会社に所属して、その会社のためにバリバリ働きたい!という方は注意が必要です。
そこはモチベーションを維持できるよう、会社側で工夫するべきことかな、と思っています。

良くも悪くも現場次第

結局この一言になってしまうのですが、現場が良ければ定時退社できたり、多くのことを案件から学ぶことができます。
逆に現場が火を吹いていると、激務であり、かつ地味な作業が多くなるかもしれません。
また、案件がなくなればSES会社は売り上げがなくなるので、給料などにも響いてきます。

今はエンジニアの求人は多いので、案件がそもそもなくなることはないと思いますが、要求レベルも上がっておりますので、期待に応えられるよう日頃から勉強する必要があるかと思います。

さいごに

簡単ですが、私個人の考えを記載してみました。
技術をアウトソースする昨今、SES会社の需要も高いかと思います。
ただ、前述したように会社への帰属意識が減りがちなので、そこは会社側が工夫してほしいとは思います。
(給料をあげる、技術教育的な投資をする、福利厚生を充実させる、など)

エンジニアにしろ、職人さんにしろ、技術を持ち、実際に動けるプレイヤーが高く評価されるような社会になってほしいな、と願っています。

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