Activity

Ethereumの勉強会に参加しました

投稿日:2018年4月23日 更新日:

はじめに

先日、数人のメンバーとEthereum開発の有償ハンズオンに参加しました。

ハンズオンではEthereumのウォレットを作成し、開発用のEtherを取得し、オリジナル仮想通貨を実装・デプロイし、購入するところまでを行いました。

体験した内容を簡単に紹介します。

開発の流れ

開発の流れは下記のとおりです。

  • ウォレットの作成と開発用Etherの取得
  • 開発環境の構築
  • 仮想通貨の実装とデプロイ

ウォレットの作成

MetaMaskをインストールしてウォレットを作成します。MetaMaskはウォレットを管理するブラウザ拡張でChromeとFirefoxに対応しています。

ウォレットを作成したらアカウントを2つ作り、それぞれのアカウントで開発用のEtherを取得(マイニング)します。

開発環境の構築

開発はVagrant上のUbuntuで行いました。

開発環境を構築する前にInfra.ioに登録します。Infra.ioはEthereumノードのホスティングサービスです。参考:Ethereumホスティングサービス「Infura」の使い方とは?

次にUbuntu上でTruffleをインストールします。Truffleは開発、テスト、デプロイなどに対応するツール群です。参考:Truffle導入のススメ

続いて、web3.jsをインストールします。web3.jsはローカルまたはリモートのイーサリアムノードとやり取りできるJavaScriptライブラリです。参考:Ethereum入門 〜web3.jsを使ってgethの機能を呼び出す〜

最後に、Zeppelin Solidityをインストールします。これは、Solidityという言語でEthereumのコントラクトの実装を補助するライブラリです。

仮想通貨の実装とデプロイ

まず、コンソール上で truffle init を実行し、必要なディレクトリやファイルを作成します。

次に、truffle.jsを編集してInfra.ioへの接続を設定します。

続いて、contacts/に[トークン名].solという名前のファイルを作成し、仮想通貨の処理を実装します。

仮想通貨の実装が終わったら、migrations/にデプロイ用のスクリプトを実装します。

実装が終わったら、TruffleのコンソールからRopstenにデプロイします。

オリジナル仮想通貨の購入

1つ目のアカウントにトークンを追加します(アドレスはデプロイ時に表示された文字列です)すると、設定した量の仮想通貨が振り込まれます。

次に、2つ目のアカウントからEtherを送金してトークンを取得します(送金アドレスはデプロイ時に表示された文字列です)SUBMITしてしばらくすると2つ目のアカウントのEtherが引かれて、実装したトークンが振り込まれます。

さいごに

今回のハンズオンでEthereumでのスマートコントラクトの(シンプルな)実装の流れがなんとなく掴めましたし、やってみて楽しかったです。

ブロックチェーンに関しては個人的に勉強したり、今後も勉強会に参加したり、意識していこうと思います。

blog-page_footer_336




blog-page_footer_336




-Activity

執筆者:

免責事項

このブログは、記事上部に記載のある投稿日時点の一般的な情報を提供するものであり、投資等の勧誘・法的・税務上の助言を提供するものではありません。仮想通貨の投資・損益計算は複雑であり、個々の取引状況や法律の変更によって異なる可能性があります。ブログに記載された情報は参考程度のものであり、特定の状況に基づいた行動の決定には専門家の助言を求めることをお勧めします。当ブログの情報に基づいた行動に関連して生じた損失やリスクについて、筆者は責任を負いかねます。最新の法律や税務情報を確認し、必要に応じて専門家に相談することをお勧めします。


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

フリーランスになる前にやっておきたいこと

1 はじめに2 クレジットカードを作っておこう!3 貯金をしておこう!4 人脈を作っておこう!5 さいごに はじめに こんにちは、nukkyです。 私はフリーランスのアプリエンジニアとして 2013年 ...

DSを使った小学生向けプログラミング講座を開催してきました!

1 はじめに2 どんなイベントなの?3 どんな内容なの?4 会場の様子5 さいごに はじめに 蒸し暑い日が続きますね。 ブログ担当のtonnyです。 7月22日に品川区で、Nintendo DSを使用 ...

【続報】目標達成アプリの開発状況について

はじめに 7月に記事にさせていただきました、私たちが作成しているアプリケーションの続報です。 【予告】目標達成お助けアプリをリリースします! 遅れや仕様変更により、9月末リリースを目指して頑張っており ...

icon

ブロックチェーンの勉強会に参加しました

1 はじめに2 イーサリアムのシャーディング2.1 スケーラビリティ問題2.2 シャーディングとは2.3 シャーディングの内容2.4 シャーディング上での役割3 Steem3.1 Steem(Stee ...

icon

HTML5 APP CONFERENCE 2018に参加しました

1 はじめに2 概要3 フロントエンドでクラウドをいい感じに使う4 PWA, Cordova, Capacitor, ReactNative Dom の比較からみる、これからのHTML5 アプリ5 基 ...

フォロー

blog-page_side_responsive

2018年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

アプリ情報

私たちは無料アプリもリリースしています、ぜひご覧ください。 下記のアイコンから無料でダウンロードできます。