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Laravel Admin でCSVインポートを実装する

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はじめに

こんにちは。カイザーです。今回は、Laravel AdminにCSVインポート機能を追加する方法について、紹介します。

今回は、以下のようなbooksテーブルとBookモデルに対しての、CSVインポート実装を説明します。
なお、booksテーブルのマイグレーションとモデルの作成方法については説明を省略します。

完成形はこのようになります。

下準備

Laravel Adminの導入

Laravel Adminを導入しますが、公式ドキュメント通りなので、細かい説明は省略します。

「app/Admin/routes.php」に対してルーティングを追加するよう指示されるので、指示通りに追記します。

「http://localhost/admin/books」にアクセスし、ログイン後に管理画面が表示されれば準備完了です。
(初期は、ID・パスワード共にadminです。)

Laravel Excelの導入

Laravel Excelは、ExcelやCSVなどといった、スプレッドシートからDBにインポートしたり、逆にエクスポートしたり出来るライブラリです。
モデルと連携しやすいので、簡単にCSVインポートを実装することができます。
Laravel Adminとは全く別のライブラリなので、単体で使用することも可能です。

Laravel Excelの導入はこれで完了です。

Laravel Excelの実装

まず先に、Laravel Excelを使用して、CSVをインポートする機能を実装していきます。
Laravel ExcelではImport系もしくはExport系クラスを作成し、そこにインポートもしくはエクスポートに関する設定を実装していきます。
そして、ExcelクラスのスタティックメソッドにImport/Exportクラスのインスタンスを渡すことで、実際にインポートもしくはエクスポートを行います。
今回はインポート機能を実装するため、まずImportクラスを作成します。

Importクラスの作成

Importクラスは、artisanコマンドから生成できます。

生成された、BooksImportクラスを編集します。
初期状態では、 ToModel が実装されていますが、今回はCSV上のidカラムと、テーブル上のidカラムが一致している場合は更新し、なけければ新規作成する、という形にしたいため、 OnEachRow とした上で、 public function onRow(Row $row) を実装しています。
ToModel では、返却したモデルがLaravel Excel側で自動的にsaveされますが、 OnEachRow では、保存処理は行われません。
そのため、保存に関わる処理を、開発者側でハンドリングすることができます。

EloquentのupdateOrCreateの使い方は、公式ドキュメントを参照してください。

モデルのfillable化

Laravel Excelと直接関係はありませんが、 updateOrCreate() での複数カラム更新を行うため、モデル側の $fillable を実装する必要があります。
デフォルトで、ハッシュによる意図しないカラムを更新されないように、複数カラムの更新がデフォルトで不可能となっています。そのため、 $fillable を実装する場合も、CSVで更新可能とするカラムのみを指定するようにしましょう。

Laravel Adminの実装

次は、Laravel Admin側の実装です。
Laravel Adminのカスタムツールを使用して、インポートボタンを実装し、Laravel Excelを呼び出して実際にCSVインポートします。

CSVインポートボタンの作成

「app>Admin>Extensions>Tools」に ImportButton.php を作成します。
(ディレクトリがなければ、作成してください。)

render() で、ツールに表示するインポートボタンのViewを返却します。
また、ツールの動作はjQueryでの実装が推奨されているため、 script() でインポートボタンを押して、CSVファイル選択後にAjaxで送信する処理を実装しています。
この送信先エンドポイントは実装する必要があるため、後で説明します。

render() で返却するViewの、Bladeファイルも必要です。
「resources>views>admin>tools」に import_button.blade.php というファイル名で作成します。

作成したCSVインポートボタンをツール表示する

「app>Admin>Controllers」のBookControllerクラスを編集します。
管理画面のCRUDのうち、一覧表示に関する設定は grid() で行います。
1番初めのartisanコマンドで、自動生成されているので、そこに追記します。

CSVインポートのエンドポイント作成

最後に、CSVインポートボタンからAjaxでアップロードされるCSVの受け口を作ります。
ここで、アップロードされたCSVを受け取り、Laravel Excelに渡してインポートさせます。
この時、先ほど作成したインポートクラスのインスタンスを使用します。

このエンドポイントにアクセスするためのルーティングを routes.php 追加します。

これで完了です!

さいごに

管理画面を爆速で構築できるLaravel Adminですが、カスタマイズは意外と大変でした。
ちなみに、CSVエクスポートは何もしなくても、Laravel Admin単体で出来ます。

おすすめ書籍

PHPフレームワーク Laravel Webアプリケーション開発 バージョン5.5 LTS対応 PHPフレームワーク Laravel入門 初めてのPHP

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