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PHPerだけどKotlinを勉強したって良いよね その1〜クラス編〜

投稿日:2018年2月2日 更新日:

はじめに

ひょんな事からKotlinを勉強することになりました。
私は普段はPHPやRubyのようなサーバーサイドスクリプト言語を使っており、あまりJavaに触れる機会がないため、拙い説明になってしまうかもしれません。
とはいえ、せっかく勉強をしているので、記事にしたいと思います。

勉強に使用した本はKotlinイン・アクションになります。
また、動作確認にはkotlincを使用しました。

インターフェース

基本

Kotlinだと interface キーワードを使うことで定義できます。

これをクラスで実装するためには、

Javaでいう @override アノーテーションの代わりにKotlinでは override 修飾詞をつける必要があります。これは必須です。
実際にやってみます。

試しに、 override をつけないで実装しようとします。
すると、下記のようなコンパイルエラーが出ます。

  • インターフェースは複数実装できる。
  • クラスは1つしか継承できない。
  • override 修飾詞は必須。つけないなら同じメソッド名を使わない。

デフォルト実装付メソッド

インターフェースにデフォルトで定義しておくこともできます。

デフォルト実装があるなら、具象クラスで再定義しなくても大丈夫です。

同じメソッド名を持つ複数のインターフェース

同様に、

ClickableFocusable を実装してみると、エラーになってしまいます。

同一メソッド名を持つ場合は、明示的にどちらのメソッドを使用するか宣言する必要があります。

Javaだと Clickable.super.showOff() になるところです。
実際に試してみます。

修飾子

open

Javaだと、明示的に final をつけなければ、全てのメソッドをオーバーライドできます。
ただ、Kotlinだとデフォルトが final になります。
もし、そのクラスのサブクラスを作成したい場合は、 open をつける必要があります。

abstract

  • abstract をつけた抽象クラスはインスタンス化はできない。
  • interface と同様、抽象メンバは常に open
  • 非抽象メンバはデフォルトでは open ではないが、 open にすることもできる。

可視性修飾子

  • public どこからも参照可能
  • internal モジュール内からのみ参照可能
  • protected サブクラスから参照可能
  • private クラス内からのみ参照可能(トップレベルだとファイル内からのみ参照可能)

internal というのは初めて見ました。
モジュールはコンパイル後のひとまとまりを指すそうです。

さいごに

勉強のまとめとして記事にさせていただきました。
他にもネストしたクラスやシールドクラスなどの解説も読んだのですが、まだ私の中で腑に落ちていないため、改めて記事にしたいと思います。

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