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Swift Chartsライブラリでボリンジャーバンドを描画してみる。

投稿日:2019年3月25日 更新日:

はじめに

こんにちはsuzukiです。引き続きChartsを使いボリンジャーバンドの描画に挑戦します。
前回記事で移動平均線を描画する際に少し詳しくChartsライブラリの説明をしています。よければご覧ください。

ボリンジャーバンドとは

ボリンジャーバンドはローソク足を分析する際の手法です。詳しい内容自体はリンクを参照ください。
今回プログラムでは下記の三点と一部のデータだけ画面に表示するということを行っていきたいと思います。

  • 標準偏差σを求める
  • 移動平均線に±σを行いグラフのデータを作成する
  • CombineChartで描画を行う

ライブラリの導入

前回記事同様にChartsライブラリをPodで導入します。

描画の準備

次にStoryBoardでチャートの描画範囲を決めましょう。

  • CombinedChartViewを追加
  • 上下左右に制約を追加
  • CombinedChartViewを関連付け

ボリンジャーバンドを描画する

それでは実際にボリンジャーバンドを描画しましょう。
完成予定

CombinedChartViewの設定

CombineChartViewにはこの前とほとんど同じなのですが、新たにデータ数を増やす影響もありX軸の表示数に制限を行います。
chart.setVisibleXRangeMaximum(30)
chart.setVisibleXRangeMinimum(5)
またスワイプの動作を行うためdragEnabledをtrueに変更します
chart.dragEnabled = true

CombinedChartView用のデータ作成

今回はボリンジャーバンドを作成するためのデータを作成します。
ローソク足用のデータは移動平均線と同様のデータ
var endPoints: [Double] = []
上記に加えて、移動平均線は5日としてデータ作成したのですが、ボリンジャーバンドは期間が20or25と書いてあったため下記を宣言します。
//移動平均線の計算、および標準偏差を求める際の期間とりあえず20を設定
let periodCount = 20

宣言したendPointsにキャンドルデータの作成のロジック部分で終値を保存します。

続いてボリンジャーバンド用のデータです。
移動平均線は一つの折れ線でしたがボリンジャーバンドは下記の5つの折れ線です。

  • アッパーバンド2:単純移動平均線+2標準偏差(σ)
  • アッパーバンド1:単純移動平均線+1標準偏差(σ)
  • ミッドバンド:単純移動平均線
  • ロワーバンド1:単純移動平均線-1標準偏差(σ)
  • ロワーバンド2:単純移動平均線-2標準偏差(σ)

前回と同じようなコードだととても縦長になってしまうため。下記の関数を作成します。

続いてendPointからボリンジャーバンド用にデータを作成します。
引数でendPointsを明示的に渡すようにしました。
sliceでarrayを作ったのでそのまま書いていますが、標準偏差sigmaを求める関数作った方がシンプルに見えるかもしれません。

CombinedChartViewに描画

最後に下記で描画します。ローソク足の個数はとりあえず200で描画しています。

さいごに

テクニカルチャートの要件があり勉強中ですが、実際にテクニカルチャートをもとに取引をした事がありません。
テクニカルチャートをもとに取引を行って重要性を学んでみたいですね。取引額は控えめで!
それでは最後までありがとうございました。今度はKotlinか一目均衡表を学んでみようと思います。

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