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【Ruby Advent Calender 2017】Rubyでスクレイピングをしてみる【11日目】

投稿日:2017年12月11日 更新日:

はじめに

Ruby Advent Calender 2017、11日目の記事になります。
今回は以前実施した、Rubyでのスクレイピングについて再度記載したいと思います。

Selenium WebDriverPhantomJSなどは使用しておりません。

概要

以前、技術評論社さんのデータサイエンティスト養成読本という本を読みました。
いろいろな技術の紹介があり、非常に参考になりました。

その中でスクレイピングに関するサンプルコードもありました。
今回はPythonで書かれていたスクレイピングのコードをRubyで書き直した記事になります。

なお、Pythonで書かれたサンプルの方は実際に書籍をご覧になってください。

仕様

技術評論社さんのサイトに行き、直近の記事タイトルとそのリンクを取得してJSONで吐き出します。

ソースコード

実際に書いたソースコードはこちらになります。
その後、各項目について記載したいと思います。

ファイル名を指定して ruby コマンドで実行できます。

使用したモジュール、Gem

対象ページを取得

open-uriのopenメソッドを使用し、対象URLを開いて取得します。
その際、オプションとしてUser Agentが渡せるので、クローラーだと分かるような名前をつけてあげます。
取得したページはNokogiriでHTMLとして解析して返却します。

XPATHから目的のものを抜き出す

Google Chromeなどを使用すれば、対象のHTMLタグのXPATHを取得することができるので、そちらから目的のものを取得します。
XPATHの説明は、下記の方の記事が分かりやすいかと思います。

同じ階層の、例えば <div> などは配列で返ってくるので、ループして必要なだけ抽出します。
記事タイトル、リンク先それぞれ取得の方法が違うので、メソッドを用意してあげます。

次のページのリンクを取得する

はじめにクラス変数として、 @@page_num = 2 と与えています。
技術評論社さんの記事ページはページングされており、過去の記事を見るためには次のページへ行く必要があります。

このとき、次のページボタンのXPATHを指定し、そのDOMのURLを取得すれば、同様の処理を繰り返すことで次のページの記事も取得できます。
今回のサンプルでは、何ページ目まで取得するか、という意味で @@page_num = 2 が与えられています。
もしそれ以上過去の記事がなければ、リンクが取得できないはずなので、その場合は break します。

他のサイトの記事でも試してみる

このスクレイピングのコードですが、書籍で紹介されていた内容でかなり整っておりました。
このコードを継承してしまえば、他のサイトだってだいたい取得できそうだったので試してみます。

継承する際、継承元の GihyoCrawler.run をコメントアウトか消しておかないと2回実行されてしまうので気をつけてください。
(私だけかもしれません。。なんで2回実行されているんだ、とドツボにハマっていました。。)

本ブログ

手前味噌ですが、本ブログにも記事一覧ページがありますので、ここから取得してみます。
確認しながら進めると、クラス変数の値を変えるだけでいけました。

Qiita

Qiitaも取ってみます。
Qiitaはログインしていないといわゆる新着ページにいけないので、ログインしていなくても確認できる、「Rubyの記事で最近いいねされた記事」(現在は、404 Not Foundになってしまっています)のページから取得します。

はてなブックマーク

はてなブックマークの新着からも取得してみます。
はてなブックマークは新着記事の先頭が大きめの表示なので、ちょっとメソッドを変更しないといけないかな、と思いましたが、同じXPATHで取得できますね。

「次へ」のようなリンクがないので、ループ回数は1回にしています。

さいごに

スクレイピングの勉強がてら書き換えてみました。
サンプル自体が非常に良くできていたので、色々なブログをスクレイピングする際もかなりスピーディにできます。
やはり基底クラスは重要ですね。

Railsで素早くWebページを作成することは違うので、Ruby自体の勉強にオススメです。

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