BackEnd

Rails5.2+Pumaのデプロイ設定

投稿日:2018年7月30日 更新日:

はじめに

皆さんはRailsで開発する際のアプリケーションサーバは何をつかっていますか?

私は以前からPumaに興味を持っていたのですが、出た当初は他のGemのマルチスレッド対応が心配だったこと、Capistranoの設定を使いまわしていたことから、もっぱらNginx+Unicornな環境ばかり構築してきました。

Pumaが出てからだいぶ経ったのでそろそろ使ってみようということで、新しく開発したサービスでPumaを使ってみることにしました。

そこで今回はデプロイ関連の設定について書いてみようと思います。

環境

本番サーバの環境は下記のとおりです。

  • CentOS 7.5
  • Nginx 1.15.1
  • ruby 2.5.1
  • rails 5.2.0
  • capistrano 3.11.0
  • capistrano3-puma 3.1.1

Pumaとは?

Pumaはスピードと並列性を追求したアプリケーションサーバです。
http://puma.io/

Unicornとの比較

Unicornは複数のworkerプロセスで並列処理を行いますが、Pumaは複数のスレッドで並列処理を行います。

Unicornと比べてPumaの利点としてはスロークライアントを起こしにくい点が挙げられます。
反面、コードの書き方を注意しないとrace conditionを引き起こす危険性があります。

Unicornのスロークライアント問題に関してはNginxなどのリバースプロキシをたてることで解消できます。
herokuには標準ではリバースプロキシが無いようですが、DockerコマンドとHerokuコマンドを使ってたてることができるようです。

Pumaのスレッド

Pumaでは予めスレッドをスレッドプールに用意しておき、リクエストが来たときにスレッドに処理を任せます。

MRIでは同時に1つのスレッドしか動作させられない(グローバルVMロック)ことから、Rubyの処理系はRubiniusやJRubyが良いようです。

Pumaの使い方

Pumaの起動、停止、再起動のコマンドは下記のとおりです。

pumaコマンドでも操作することができますが、オプションをいくつも指定しないといけないのでpumactlを使うことを推奨されています。
pumactlを使う場合、デフォルトでconfig/puma.rbを読みに行ってくれます。

デプロイ設定

Pumaについて簡単に説明したところで、デプロイ設定に移ります。

Gemを追加

以下を追加してbundle installします。

Capfileの設定

まず以下のコマンドで設定ファイルの雛形を生成します。

次にCapfileを以下のように修正します。

deploy.rbの設定

共通のデプロイ設定を行います。
config/deploy.rbを以下のように修正します。

注意点は下記の2点です。

  • shared/config/にローカルのmaster.keyをアップロードする
  • rbenvをユーザローカルにインストールする場合、「append :rbenv_map_bins, ‘puma’, ‘pumactl’」を追加する

production.rbの設定

本番環境のデプロイ設定を行います。
config/deploy/production.rbを以下のように修正します。

今回はサーバにアクセスするための鍵とGitHubにアクセスするための鍵が異なるので、forward_agentを有効にしています。
この場合、予め鍵をssh-agnetに登録しておく必要があります。

デプロイコマンド

初回のみ以下のコマンドを実行してディレクトリを作成します。

デプロイは以下のコマンドで行なえます。

 おまけ

nginx.confのサンプルを記載しておきます。

さいごに

実際の環境構築ではDBスキーマの管理をridgepoleで行っていたり、パッケージの管理をyarnで行っていたり、wheneverでcronの設定を管理したりしているので、deploy.rbはもっと長くなっています。

今回の環境構築では以前と比べて変更点が多く(secret_key_baseの管理の仕方が変わっているなど)苦労しましたが、なんとか解決できました。

現状ではデプロイのたびにパッケージのインストールが走ってしまいデプロイに時間がかかっているので、手が空いたら見直していきたいと思います。

参考

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