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Stripe Connectでダイレクト支払い導入編

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はじめに

Stripe Connectとは、マーケットプレイス型のサイトを運営するために、複数の売り手が決済できるようにするサービスです。今回はダイレクト支払いを使用して、店舗に支払う方法を紹介します。

事前準備

Stripe Connectのサンプルを実装する上で、次のテーブルを用意します。

店舗用テーブル:
店舗のStripeアカウントIDを入れておくためのカラムを追加しています。
2021_02_20_000000_create_shops_table.php

商品テーブル:
店舗が販売する商品テーブルです。
2021_02_21_164202_create_products_table.php

StripeConnectの導入

今回はPHP・Laravelで実装していきます。

stripeパッケージの導入

composerで必要なパッケージをインストールしていきます。

envの実装

あらかじめ、.envにStripeに必要なキーを設定しておきます。Stripe管理画面の[開発者]>[APIキー]で確認できます。

店舗アカウントの登録

店舗アカウントを登録する流れを説明します。店舗は自分のStripeアカウントをOauth認証させて、サイトにStripeアカウントIDを登録します。

Stripe Connectの設定

Stripeの管理画面から、[設定]>[Connect]を開きます。
このような画面が表示されるため、設定をしていきます。

  • クライアントIDの取得
    クライアントIDをコピーして控えておいてください。
  • Oauth設定
    今回はStandardを選択します。
  • リダイレクト
    Oauth認証後のリダイレクトURLを指定します。今回はhttp://localhost/shop/dashboard/stripe_connect を指定します。

Oauth認証とアカウントID取得の実装

ここからは、サイトから店舗ユーザが、StripeにOauth認証でログインする部分を実装していきます。

Oauth認証用リンクの設置

Oauth認証用のURLは以下になります。

ca_hogehogeの部分には、先ほど取得したクライアントIDを指定してください。redirect_urlには、先ほど登録したリダイレクトURLを指定してください。
このリンクにアクセスすると、以下のようなStripeの登録・ログイン画面に遷移します。ここで、店舗はStripeアカウントでログインするか、新規登録することになります。

コードの取得とStripeアカウントIDの取得

認証が終わるとコード付きでリダイレクトされるので、そのパラメータを使用してStripeからアカウント情報を取得します。まずは、先ほどリダイレクト先に指定したルーティングから実装していきます。
web.php

次に、Controllerを実装していきます。
DashboardController.php

Stripeからは、リダイレクトのURLパラメータに、 codeというパラメータが取得できます。これが認証に必要なコードなのですが、 Oauth::token()にパラメータごと渡すと、Stripeアカウント情報が取得できます。この中に stripe_user_idという “acct_”から始まる文字列が、Stripe ConnectでのAPI呼び出しに必ず必要になるため、店舗テーブルに保存しておきます。

Stripe Connectでの決済

ここからは実際に決済する部分を実装していきます。

ルーティング

商品の購入ページと購入処理用のルーティングを追加します。

商品購入ページの実装

コントローラーはシンプルですが以下になります。
ProductController.php

viewも実装していきます。カード情報を入力するフォームを表示し、決済できるようにします。

まずは、ここまで実装すると以下のようなページが出来上がります。

カード情報の送信

ここからは、実際に決済する処理を実装していきます。先ほどのviewファイルに以下のJSを追記します。

stripe.createPaymentMethod()を呼び出してStripeにカード情報を送信します。成功するとPaymentMethodが取得できます。PaymentMethodはそのまま決済にも使用できるほか、Stipre顧客を作成し、顧客の支払方法として登録することもできます。(今回は、決済にのみ使用します。)
result.paymentMethod.idがこの後の決済処理で必要となるパラメータなので、これをformにセットして、submitします。

決済処理の実装

先ほど取得したpayment_method_idを使用して、実際に決済する処理を実装していきます。

PaymentIntent::create()メソッドは、任意の金額で決済するメソッドです。第一引数のパラメータは、Stripe Connectを使用しない場合と同じですが、第二引数がポイントです。
第二引数では、 stripe_accountキーに、支払先店舗のStripeアカウントIDを指定します。これを指定しないと、プラットフォームアカウント(大元のアカウント)への支払になってしまうため、注意してください。 stripe_accountを指定するAPI呼び出しは、他のAPIでも使用できるので、StripeConnectで店舗に関するAPIをリクエストするときは、この第二引数を指定する必要があると覚えておいてください。

さいごに

今回はStripe Connectの導入編でした。次回は、支払方法の管理について紹介したいと思います。

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